高級イヤホンとは?
高級イヤホンの長所
まず遮音性が段違いです。
ここでいう高級イヤホンとは、「丸型引っ掛け式」ではなく、2万円~6万円台の「カナル型のイヤホンのことです。値段は高級ですが、その違いは主にどこにあるのでしょうか?
代表的な製品としては以下のようなものがあります。
SHURE E3c
SHURE E4
SHURE E5
SHURE E500
Etymotic Reasearch ER4
Etymotic Research ER6
プロ仕様であること。
まず、そもそもの開発目的がプロユースを意識しているということです。ステージで歌唱・演奏するためのモニターとしての役割がメインですから、自分が欲している音をよりはっきりと聞くためには、周囲の音を遮断する性能(遮音性)が大事になります。 遮音性を高めるためには、原理としては外耳道の比較的深い部分までなんらかの素材で「栓をした状態」を実現し、その状態で音をいれてやる必要があるわけです。これがまずプロのパフォーマンスにとって重要なものです。

バランスド・アーマチュアタイプのスピーカー
遮音をするには、空気の流れを極力なくす必要がありますので、従来のダイアフラム式のスピーカーを使用することは不利になります(というか、状況によっては使えません。)スピーカーの値段もより高い、バランスド・アーマチュア式のものを使っているのが高級イヤホンです。 バランスド・アーマチュア式のほうが音質として優れているとは単純にいえませんが、隔離された空間できれいな音を出すような原理と設計でつくられている特殊なスピーカーです。
高級イヤホンは、超小型の「ヘッドホン」
簡単に言ってしまえば、高級イヤホンとは、ヘッドホンの遮音性能の高さと音質の確かさを兼ね備えた「超小型のヘッドホン」といえるでしょう。唯一、そういいきれない点は、本物のヘッドホンとの比較では、低音部の厚みでやや劣るということでしょう。耳の中だけで「空気を震わせて伝わるような低音」を実現するのは難しいといえます。
しかし、カスタム製品の中には「低音部も充分」という評価をプロのミュージシャンからもらっているものもあります。
高級イヤホンの弱点
それでは「高級イヤホン」は、いい音を外へ連れ出す万能な解決なのでしょうか?それもまた違います。それなりに弱点はあります。
究極の高級イヤホン、「カスタム・イヤーモニター」
高級イヤホンの長所をすべて保ったまま、「誰の耳でも快適にはまるわけではない」という弱点を解決するのが「カスタム(オーダーメイド)のイヤーモニター」です。これが究極の高級イヤホンでしょう。
もちろんコストは高いですが、自分の耳型をとってつくる、「世界に一つしかない、自分だけのイヤホン」は単なる贅沢なのでしょうか?


