イヤホンのメリット・デメリット

イヤホンはお手軽。
でも、いろいろ知っておいたほうがいいこともあります。

イヤホンはお手軽。

なんといっても、イヤホンはヘッドホンと比べてかさばらないし、軽量だから、持ち運びに便利。この点では、イヤホンの一人勝ち。

イヤホンは誰の耳にもはまる?

通常市販されているイヤホンの大きさは、カナルタイプ(耳の奥まで入るタイプ)を除けば、大きさにはあまりバリエーションはありません。何故?それはメーカーが「平均的な耳の大きさ」に合わせているからです。

王様の耳はロバの耳?

さて、そこでクセモノなのが、この「平均的な耳」というやつです。 耳は人間の感覚器官ですから、当然外からの刺激にも敏感です。 ちょっとした大きさの違い、角度の収まりの悪さなど、たちどころに感じ取ってしまうのです。 「平均的な耳」に相当すると思われているのは50~60%の人ですが、それはあくまで外径と厚みのこと。イヤホンが収まる部分の形状、深さ、外耳道(耳の穴=カナル)へ入っていく角度などを考えれば、その数字はどんどん落ちていきます。 だから、抜け落ちたり、痛かったりする人が結構いるのです。また、カナルタイプ(いわゆるイヤーモニターと呼ばれているもの)の製品は外国製のものがほとんどですから、外国人の「平均的な耳」に合わせてあるのは言うまでもありません。

シャカシャカ、やっていませんか?

電車の中でMP3 を聞いている人のシャカシャカ音は迷惑ですよね?自分が音楽を聴いているときに、隣の人に聞こえていないか心配になりませんか?
あれは音が「漏れている」のではなく、環境音の大きなところで自分が聞きたい音楽の音量を上げるために、スピーカーからの音が直接周囲に聞こえてしまっているのです。市販のイヤホンは、遮音性に関しては最低ですから、音量を下げる以外に方法はありません。

イヤホンは耳に直接音が入るから、ヘッドホンより危険?

ヘッドホンが安全で、イヤホンが絶対的に耳に対して危険ということは全くのウソです。難聴になる危険性はあくまで鼓膜に届いたときの音量レベルと、その大きな音にどれだけの時間数さらされるか、どれだけ習慣化しているかで決まります。
市販のイヤホンがヘッドホン(耳をすっぽり覆う、カップタイプのものを)に負けるポイントは、外の音を遮断するパフォーマンスです。 ヘッドホンは外に音が漏れてしまうのを防げますが、イヤホンは外との遮断性能(「遮音性」といいます)がほとんどゼロに近いですから、この点はヘッドホンには勝てません。

イヤホンは耳に直接音が入るから、ヘッドホンより危険?

イヤホンとヘッドホン、どっちが音がいいの?

ヘッドホンと市販の普通のイヤホンを比べれば、スピーカーの余裕、遮音性の性能を考えれば音質はヘッドホンが優れているといってよいでしょう。
イヤホンの場合、外の音が入ってくることによって、主に音楽の低音部がかき消されてしまうために、たとえ良質の小型スピーカーを使用していても、結果としての音質は犠牲になってしまいます。

では、ヘッドホンの勝ちなのか?

よりよい環境・条件で自分の好みの音楽を外に持ち出したいとすると、ヘッドホンという選択になってしまうのか?必ずしもそうではありません。
次のページではヘッドホンのメリットも兼ね備えているイヤホンのタイプを説明していきます。