“ライブ会場での感動や臨場感、大好きなアーティストを写真に残しておきたいのは、ファンとしては当然の心理でしょう。しかし実際は、そううまく撮影できませんね。ライブ会場は暗い上に、出演者は舞台で動き回っています。ここでは撮影が難しいライブ写真の撮り方のコツなどについて、お話していきます。
●ライブ写真の撮り方のコツ
〇最前列で撮影する
ライブ会場では、後ろの席になるほどに、舞台から遠のいて被写体が小さくなってしまいます。客席が動けば、視界がさえぎられてしまうこともあるでしょう。あらかじめ場所取りして、最前列で撮影できれば、それだけでライブ写真の完成度が確実に上がります。
〇カメラの明るさを調節する
ライブ会場は暗いため、カメラの明るさを事前に調整しておきましょう。できるだけ明るくして、試し撮りしてください。また、スマホで撮影する場合は「夜間モード」がおすすめです。周囲が暗くても、明るさを自動で調整してくれます。
〇手ブレ補正機能搭載のカメラを使う
どんなにベストポジションで撮影しても、手ブレしていれば良い一枚は残せません。手ブレしない撮り方こそ、ライブ写真に求められるテクニックでしょう。三脚など使えればいいですが、たいていの場合ライブ会場の客席でそのようなアイテムは邪魔になってしまいます。高性能の手ブレ補正機能のついたカメラやスマホでライブ写真撮影しましょう。また、脇をしっかり締めて撮影してください。
〇連写モードを選択する
ライブ写真は、躍動感が重要です。被写体が動き回っているのですから、数枚撮影するだけでは物足りません。ベストショットのためにも、連写モードを選択しましょう。連写すれば、数ある中から最高の一枚を選べます。
●ライブ写真におすすめのスマホ設定
〇「F値」で光調整
カメラに入る光を調整するF値の設定を変えましょう。F値は、2.8より小さい数字がおすすめです。F値は数字を小さくするほどに、より多くの光を取り入れるようになります。
〇露出を固定
撮影場所を画面に写しながら、画面上で明るくしたい場所をタップしましょう。露出が固定されて、明るさが安定します。ライブ照明の関係で逆光になっても、露出が固定されていれば安心です。
●ライブ写真の撮り方注意点
〇写真撮影可能か会場に聞く
ライブ会場では、写真撮影不可な場所もあります。ライブ写真を撮りたいならば、まずは事前に撮影が大丈夫なのか確認しておきましょう。撮影禁止の場合は、会場に注意書きがあるはずです。何も見当たらないなら、ライブ会場スタッフに聞いてください。
〇 フラッシュを使わない
ライブ会場は、暗い場合がほとんどです。しかしだからと言ってフラッシュをオンにすれば、出演者に対しても他のお客さんに対しても、とても迷惑です。ライブ写真を撮影する前に、あらかじめフラッシュ機能はオフにしておきましょう。
〇SNS掲載を事前確認する
ライブ写真がうまく撮れたら、舞い上がってしまってついついSNSで自慢したくなってしまうでしょう。しかし、何の断りもなくライブ写真をSNSにアップしてはいけません。最近ではSNSに掲載してもいいか、掲載してはいけないかがライブ会場に掲示されていることが多いです。分からない場合は、ライブ会場のスタッフに直接聞いてください。”