中日新聞は、『Pokemon GO』をプレイしながら自動車を運転していた男性が、女性を轢いた事故が発生したと報道している。『Pokemon GO』は、『ポケットモンスター』シリーズを題材にした位置情報を活用して遊ぶゲームで、現実世界で「ポケモン」の捕獲が体験でき、家の外に出てポケモンを探したり、他のプレイヤーとのバトルなども楽しむことができるようになっている。事故が発生したのは2016年8月11日19時45分ごろ。中日新聞が掲載している記事の見出しは「ポケモンGO運転で2人目死者」となっているが、男性はスマートフォンの電池が少なくなったため充電しようとした際よそ見をし、道路を横断中だった女性を轢いたとのことだ。なお、交通事故総合分析センターが2015年に発表した資料によると、携帯電話が原因で発生する事故は通話目的が最も少なく、次いで画面を注視もしくは操作するときが多く、その他の動作(着信音に気づき脇見したり、携帯電話を取ろうとする動作)を行う際も同程度に多いということだ。自動車を運転する際に携帯電話やスマートフォンを利用するのは当然ながら危険だが、関連した動作による事故も多いため、『Pokemon GO』のみならず運転への集中を途切らせる行為は避けるべきといえる。